コロナ禍で何かできないものか。いつもお世話になってるお店に少しでも貢献できることは?という考え(思いつき?)から始まった木曜バンド部。
コロナ禍になる前からジャズのライブって、プレイヤーがお客さん呼ばなかったり、何時間もセッションやるのにいい大人がコーヒーしか飲まなかったり、インスト曲の説明どころか曲名すら言わなかったりのMCなど、これじゃぁお客さんも来ずにお店が潰れる一方だと自戒の念も込めて感じてました。
そんな中、なんの運命か今池のライブハウスに出入りするようになり遅まきながら色んな事が見えてきました。今池のバンドの人たち。ライブ告知をSNSで投げるだけじゃなく集客の努力をFaceToFaceでやってたり、コールアンドレスポンスでお客さんを楽しませたり、箱貸しにしたり、オールジャンルのライブハウスだったり、美味しいもの出したり、酔っぱらったり(良い悪いなどの賛否はさておき)。つまりお店、演者、お客さんの三方が能動的に楽しもうとしている状況。当たり前と言えばそうなのかもしれませんが、今池に来るまで気がつかなかった。周りはどうであれ少なくとも自分はできていなかった。
人は面白いと思うものに、時間とお金を使う。それはジャズなのかロックなのかブルースなのか。否、音楽以外にも敵は多い。スポーツ観戦なのか映画鑑賞なのかハシゴ酒なのかゴルフ、ジョギング、釣り…どれか一つだけを選ぶわけではないにしろ、限られた資源の使い道の中に「音楽」を選択してもらって、Youtubeも閉じて、雨が降ってもライブハウスまで足を運んでもらって、あわよくばお酒を数杯飲んでもらう。これをやってもらわないと、店が潰れる。店が潰れると僕みたいな下手っぴが演奏できる場所も機会もどんどんなくなる。そこにやって来ましたコロナウイルス。そして冒頭に戻るわけなんです(^^;
木曜バンド部は、部員をイタズラに増やそうとせずいつもバレドラでお世話になっている人や今池の人ばかり。そんな人たちが半年後の発表会に向けて、バンドを組んで何かやろうよっていうのが表向きの看板。でも本当は平日の夜に、音楽をネタにお酒飲もうぜっていうのが主旨。
さて前置きが長くなりましたが発表会本編。実は8月に開催予定だったんですが、コロナがスゴイことになってる時期で泣く泣く延期。やっと12月に開催できる運びとなったわけでした。出演者全員ライブには慣れた面々ですが、いつもの自分とは違う楽器で挑戦!というテーマだったため面白いぐらい全員緊張、緊張、緊張(笑) でもお客さんはここだけでしか見られないモノを見れたようでご満足いただけたみたいでした。自分はといえば、ギターボーカルでコピーを数曲。ドラムはSoul of Libertyのオッキー、ベースはMonkey Chapsのマッサートニ―という強力サポーターに大いに助けてもらった。何せ二人は自分のバンドのリーダーでギターボーカルという先生にするにはこの上ないメンバー。初めてにエレキギターにエフェクターの音作り。ストラップの長さとかマイクの角度とか見たことあるけど全く未知の世界をガイドしてくれました。おかげでなんとか形になった…ハズ(^^;
さ、次はまた半年後。気持ちよく酔っぱらいながら「あわよくば紅白出場かレコ大狙って頑張りましょう!」という冗談をずっと言ってたいなぁ(笑)んでいずれコロナが収束したら、メンバーをどんどん増やせられたらなぁ。